どうでもいい嘘って嫌いじゃない。
公演の受付というものは、特に今日のような寒い日は受付やるぞーというよりは寒さに耐えるぞーという仕事です。そんな日も暮れそうな夕方16:30、お嬢と肩を並べ、そろそろお客さんも来ないだろう、それにしても寒い、そんなときの会話。
私「あーちゃんと料理つくろ」
嬢「ねー私なんか料理とも呼べないような」
私「いやいや、そんなもんでしょ。何作ろうかなー」
嬢「寒いからねえ、あったまりたい」
私「大根食べたいな」
嬢「いいねえ、私一時大根とこんにゃくしか食べてなかったなあ」
私「あーこんにゃく美味いね」
嬢「でもこんにゃくって…」
~しばしこんにゃくトーク~
私「そういえば私鯛茶漬けが食べたいんだよねー。東海林さんのエッセイが鬼のように美味しそうでさー」
嬢「食べ物エッセイって本当お腹すくよね。私もこの前酒井順子さんのスイーツエッセイ読んで、一口一口が本当に官能的だから、もう…ってなった」
私「あと池波ね、大根薄口で煮てるだけなのになんでこんなに美味しそうなのかって」
嬢「池波正太郎はよく聞くねー」
~しばし食べのもエッセイトーク~
私「あーこんなこと話してたらやっぱ大根食べたくなってきた」
嬢「鯛茶漬けも美味しそうだけどねえ」
私「鯛茶漬けー!」
嬢「…何急に(笑)」
私「いや、今脳味噌ん中が鯛の刺身にお湯ぶっかけるビジョンで…」
嬢「あ、お刺身の方なのね」
私「そう、お刺身の方。お刺身ごまだれで漬けて、お茶ぶっかけてすするわけ」
嬢「あら美味しそう」
私「なんかさ、そのー、背徳感?本来刺身用の鯛ってのはわさびが来るぞ、醤油が降りかかるぞっていう覚悟を持ってパックに、そのー、入れられてるわけよ。しかも、自分は高級品だぞっていうプライドを持ってるのよね。そのめで鯛を、皿にさえ盛らずにわさび醤油ですらない邪道のたれのなかに突っ込まれて、飯の上に並べられて、しかも熱湯で生食用のプライドを中途半端にずたずたにされるわけよ」
嬢「あ、萌える」
私「萌えるんだw ご飯と鯛の刺身の擬人化?」
嬢「ツンデレの鯛をやさしく包み込む白米」
私「あーそう思うと白米最強じゃない?」
嬢「プレーボーイだー(嬉)」
~しばし『最近擬人化流行ってるよね、あんまり好きじゃないけど話題としては面白い』トーク~
私「というわけで、今日は私のためだけの夕食の一食にウン百円使ってやろうと思います」
嬢「贅沢~」
私「もう我慢できん。鯛茶漬け食べる」
嬢「私はお父さんが来るから高いものご馳走になっちゃお」
私「いいねー。ワタクシは鯛茶漬けで頭がいっぱいです」
そんな私を虜にしてやまないめで鯛茶漬け様。解散後まっさきにスーパーに走りました。鮮魚コーナーです。
…めでたくなかった。どこにもお姿が見えませんでした。
鮮魚コーナーを右往左往。2往復目から足元にふらつきを感じ始め、3往復目くらいからはすでに記憶がありません。ただ、さんまのみりん干しが私を呼んでいました。
ああ…パックを開けた時のむんとする青臭さ生臭さ…ああ…。
というわけで今日の夕飯は鶏大根とみりん干し。白米一合食べきりましたとさ。さすがプレイボーイ。
私「あーちゃんと料理つくろ」
嬢「ねー私なんか料理とも呼べないような」
私「いやいや、そんなもんでしょ。何作ろうかなー」
嬢「寒いからねえ、あったまりたい」
私「大根食べたいな」
嬢「いいねえ、私一時大根とこんにゃくしか食べてなかったなあ」
私「あーこんにゃく美味いね」
嬢「でもこんにゃくって…」
~しばしこんにゃくトーク~
私「そういえば私鯛茶漬けが食べたいんだよねー。東海林さんのエッセイが鬼のように美味しそうでさー」
嬢「食べ物エッセイって本当お腹すくよね。私もこの前酒井順子さんのスイーツエッセイ読んで、一口一口が本当に官能的だから、もう…ってなった」
私「あと池波ね、大根薄口で煮てるだけなのになんでこんなに美味しそうなのかって」
嬢「池波正太郎はよく聞くねー」
~しばし食べのもエッセイトーク~
私「あーこんなこと話してたらやっぱ大根食べたくなってきた」
嬢「鯛茶漬けも美味しそうだけどねえ」
私「鯛茶漬けー!」
嬢「…何急に(笑)」
私「いや、今脳味噌ん中が鯛の刺身にお湯ぶっかけるビジョンで…」
嬢「あ、お刺身の方なのね」
私「そう、お刺身の方。お刺身ごまだれで漬けて、お茶ぶっかけてすするわけ」
嬢「あら美味しそう」
私「なんかさ、そのー、背徳感?本来刺身用の鯛ってのはわさびが来るぞ、醤油が降りかかるぞっていう覚悟を持ってパックに、そのー、入れられてるわけよ。しかも、自分は高級品だぞっていうプライドを持ってるのよね。そのめで鯛を、皿にさえ盛らずにわさび醤油ですらない邪道のたれのなかに突っ込まれて、飯の上に並べられて、しかも熱湯で生食用のプライドを中途半端にずたずたにされるわけよ」
嬢「あ、萌える」
私「萌えるんだw ご飯と鯛の刺身の擬人化?」
嬢「ツンデレの鯛をやさしく包み込む白米」
私「あーそう思うと白米最強じゃない?」
嬢「プレーボーイだー(嬉)」
~しばし『最近擬人化流行ってるよね、あんまり好きじゃないけど話題としては面白い』トーク~
私「というわけで、今日は私のためだけの夕食の一食にウン百円使ってやろうと思います」
嬢「贅沢~」
私「もう我慢できん。鯛茶漬け食べる」
嬢「私はお父さんが来るから高いものご馳走になっちゃお」
私「いいねー。ワタクシは鯛茶漬けで頭がいっぱいです」
そんな私を虜にしてやまないめで鯛茶漬け様。解散後まっさきにスーパーに走りました。鮮魚コーナーです。
…めでたくなかった。どこにもお姿が見えませんでした。
鮮魚コーナーを右往左往。2往復目から足元にふらつきを感じ始め、3往復目くらいからはすでに記憶がありません。ただ、さんまのみりん干しが私を呼んでいました。
ああ…パックを開けた時のむんとする青臭さ生臭さ…ああ…。
というわけで今日の夕飯は鶏大根とみりん干し。白米一合食べきりましたとさ。さすがプレイボーイ。
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