どうでもいい嘘って嫌いじゃない。
庁舎に勉強しに行ったはずなのにいつの間にかオブジェさんと二人で芸能サイト用語を分析してました。首長が上手いと思いました。あと台車とか。こういう言葉遊びみたいなの大好きです。
で、結局勉強は英語8ページくらいしか進みませんでした。とほほ…。明日は庁舎行けないから掃除でもしようかなーって思います。
で、結局勉強は英語8ページくらいしか進みませんでした。とほほ…。明日は庁舎行けないから掃除でもしようかなーって思います。
最近私は夕方の5時半頃に、犬の散歩に出かけるのが日課になっています。
南西の空を見上げると、うっすらと朱がかかっています。私と犬はそんな空の下、車がやっと通れるような坂道を歩いていきます。坂道を下ると、左手に私も通った保育園があります。
もっと坂を下りると、道が二手に別れています。別れる道の間にオンボロの車庫がふたつあって、私の知らない店名の、錆びきってほとんど車庫と同化している看板や、用途不明のベニヤ板。それに障子の枠などが放置されています。朽ちかけて焦げ茶色をしている車庫を横目に、私と犬はふたつのの内の向かって左手の道をてくてくと歩きます。犬はたまに興奮して走ろうとするので私はキツイ口調と共にリードを引っ張ります。私の横をぴたりとくっついていたり、走ろうとしたり、止まろうとしたり、ヤツは本当に気ままな犬です。
その坂の途中に、保育園へつながる階段があります。5メートルもない小さな階段です。というのも、その保育園はお寺の中にあるのです。その階段はお寺への参道というわけです。
私と犬はその階段を登ります。階段の上には保育園児が落ちないように、柵が設けてあります。私と犬は柵の3段手前で立ち止まり、階段の先にあるささやかな門と阿吽の如来像を見上げます。浸食が進んで朱塗りがほとんどはげてしまっているふたつの像は、柵に阻まれてほとんど見えませんが、それでも見上げます。
それから私は階段に腰掛けます。すると先ほど歩いた坂よりも、更に細く急勾配な道が眼下に伸びていきます。古い家の生け垣や柵が道を更に狭めているように見えます。
私は犬のリードを最大限伸ばしてやります。すると犬は階段を登ったり降りたりときにはどこか遠くを眺めたりします。私はそれを視界に入れながら様々なものを眺めます。
例えば、その道と、今はもう朽ち果てた商店街の交わるところとか、向こうを流れる、山脈と山脈の間を走る川とか、それに架かる橋のうえを走る数台の車とか、川向こうの段丘の道の信号機が、赤から青へ変わる瞬間とか、そういったものを眺めます。するとだんだん寒くなってきます。わたしは犬の名前を出来る限り優しく明るく呼んでやります。犬はしばらくの間階段をいったりきたりして、私の所へ来ます。お前は温かいなあ、とか寒くなさそうでいいなあ、とか、そんな取り留めのないことを呟きながら犬を抱きかかえて、ホッカイロの代わりにします。
そうしてまた少しずつ朱くなる空や雪のかかっていない稜線を眺めます。
しばらくの後、犬を抱える腕がしびれた頃、私は立ち上がり帰路につきます。
と、ちょっくり真面目に日記ぽいものを書いてみた。ポエム?ちょっと違うか。
南西の空を見上げると、うっすらと朱がかかっています。私と犬はそんな空の下、車がやっと通れるような坂道を歩いていきます。坂道を下ると、左手に私も通った保育園があります。
もっと坂を下りると、道が二手に別れています。別れる道の間にオンボロの車庫がふたつあって、私の知らない店名の、錆びきってほとんど車庫と同化している看板や、用途不明のベニヤ板。それに障子の枠などが放置されています。朽ちかけて焦げ茶色をしている車庫を横目に、私と犬はふたつのの内の向かって左手の道をてくてくと歩きます。犬はたまに興奮して走ろうとするので私はキツイ口調と共にリードを引っ張ります。私の横をぴたりとくっついていたり、走ろうとしたり、止まろうとしたり、ヤツは本当に気ままな犬です。
その坂の途中に、保育園へつながる階段があります。5メートルもない小さな階段です。というのも、その保育園はお寺の中にあるのです。その階段はお寺への参道というわけです。
私と犬はその階段を登ります。階段の上には保育園児が落ちないように、柵が設けてあります。私と犬は柵の3段手前で立ち止まり、階段の先にあるささやかな門と阿吽の如来像を見上げます。浸食が進んで朱塗りがほとんどはげてしまっているふたつの像は、柵に阻まれてほとんど見えませんが、それでも見上げます。
それから私は階段に腰掛けます。すると先ほど歩いた坂よりも、更に細く急勾配な道が眼下に伸びていきます。古い家の生け垣や柵が道を更に狭めているように見えます。
私は犬のリードを最大限伸ばしてやります。すると犬は階段を登ったり降りたりときにはどこか遠くを眺めたりします。私はそれを視界に入れながら様々なものを眺めます。
例えば、その道と、今はもう朽ち果てた商店街の交わるところとか、向こうを流れる、山脈と山脈の間を走る川とか、それに架かる橋のうえを走る数台の車とか、川向こうの段丘の道の信号機が、赤から青へ変わる瞬間とか、そういったものを眺めます。するとだんだん寒くなってきます。わたしは犬の名前を出来る限り優しく明るく呼んでやります。犬はしばらくの間階段をいったりきたりして、私の所へ来ます。お前は温かいなあ、とか寒くなさそうでいいなあ、とか、そんな取り留めのないことを呟きながら犬を抱きかかえて、ホッカイロの代わりにします。
そうしてまた少しずつ朱くなる空や雪のかかっていない稜線を眺めます。
しばらくの後、犬を抱える腕がしびれた頃、私は立ち上がり帰路につきます。
と、ちょっくり真面目に日記ぽいものを書いてみた。ポエム?ちょっと違うか。
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